「WiMAX +5」の新機種の販売が開始しました。
従来の機種よりも通信速度が大幅にアップし、各プロバイダも新プランを開始しています。
そこで、今回は「WiMAX +5」の新機種について調べてみました。
WiMAXの申し込みを検討されている方は、参考にして頂ければ幸いです。
【旧機種】
■Speed Wi-Fi 5G X11(モバイルルーター)
■Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(モバイルルーター)
■Speed Wi-Fi HOME 5G L11(ホームルーター)
■Speed Wi-Fi HOME 5G L12(ホームルーター)
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【新機種】
■Speed Wi-Fi 5G X12(モバイルルーター)
■Speed Wi-Fi HOME 5G L13(ホームルーター)
WiMAXのホームルーターを検討されている方は、こちらの記事もチェックしてみましょう。
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WiMAX最新機種について
今回、新しく販売が開始された機種は「Speed Wi-Fi 5G X12」と「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」です。
Speed Wi-Fi 5G X12 → モバイルルーター(ポケットWi-Fiタイプ)
Speed Wi-Fi HOME 5G L13 → ホームルーター
モバイルルーターは、ポケットWi-Fiのようなタイプで、持ち運び可能なので家でも外でも利用できるサービスです。
それに対して、ホームルーターは家の中でのみ利用できるサービスになっています。
どちらの機種を利用するかは、利用目的に応じて決めましょう。
因みに、新機種と従来の機種との大きな違いは通信速度です。
従来の機種は、下り速度が“最大2.7Gbps“でした。
それに対して、新機種は、“最大4.2Gbps“と大幅に高速化し、性能もかなり改善されています。
より高速なインターネットサービスを利用したい方は、新機種を利用するようにしましょう。
それでは、新機種の仕様をまとめておきます。
端末名 | Speed Wi-Fi 5G X12 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
---|---|---|
タイプ | モバイルルーター | ホームルーター |
写真 | ※カラーはブラックもあり | |
メーカー | NECプラットフォームズ株式会社 | ZTE Corporation |
通信速度(5G) | ■受信(下り)最大:3.9Gbps ■送信(上り)最大:183Mbps | ■受信(下り)最大:4.2Gbps ■送信(上り)最大:286Mbps |
端末代金 | 27,720円(税込) | 27,720円(税込) |
サイズ | 約 幅136×高68×厚14.8mm | 約 幅100×高207×厚100㎜ |
重さ | 約174g | 約635g |
通信規格 | 5G(sub6) au 4G LTE WiMAX 2+ | 5G(sub6) au 4G LTE WiMAX 2+ |
Wi-Fi規格 | ■2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax ■5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax | ■2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax ■5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax |
同時接続台数 | ■Wi-Fi:16台 ■有線LAN:1台 | ■Wi-Fi:32台 ■有線LAN:2台 |
対応OS | ■Windows® 11/10 ■macOS 13~11 | ■Windows® 11/10 ■macOS v10.11以降 |
電源 | – | AC100-240V 50/60Hz |
最大消費電力 | – | 18W |
連続通信時間 | 初期設定時:約540分 | – |
連続待受時間 | 初期設定時:約420分 | – |
充電時間 | TypeC共通ACアダプタ02:約230分 | – |
バッテリー容量 | 4,000mAh | – |
画面タイプ | TFT-LCD | – |
画面サイズ | 約2.4インチ | – |
値段は同じですが、通信速度はホームルーター端末の「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の方が速いですね。
外でも使用したい方はモバイルルーターを使用することになります。
ですが、外では利用する予定のない方は、より高速なホームルーターを選ぶようにしましょう。
新機種のおすすめポイント
「Speed Wi-Fi 5G X12」と「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」のおすすめポイントについてもまとめておきます。
高速通信が可能
新機種では、通信速度が大幅にアップしました。
「Speed Wi-Fi 5G X12」は下り(受信)最大3.9Gbps、「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」下り(受信)で最大4.2Gbps、となっています。
もちろん、あくまで最大速度になり、実際には1Gbpsも出ないと思います。
ですが、旧機種よりも高速通信が可能となり、より快適に利用できるようになっています。
引き続きプラスエリアモードの利用が可
新機種では、旧機種のプランと同様に”プラスエリアモード“を利用することができます。
デフォルトのスタンダードモードよりも高速で、より広い範囲での通信が可能です。
ただ、プラスエリアモードは月15GBまでの使用制限があり、月額1,100円(税込)が掛かります。
※利用しなかった月は、料金は発生しません。
その点はデメリットでもありますが、プラスエリアモードの高速な通信を利用できるのはメリットでもあります。
プラスエリアモードは、1ヶ月のデータ使用量が15GBまでです。
15GBを超えると翌月までプラスエリアモードを利用できなくなります。
ただ、スタンダードモードはデータ無制限となっているので、そちらは引き続き使用することができます。
5G SAに対応
今回発売された新機種では、「5G SA」に対応しているのポイントです。
「5G SA」とは、5G専用のコア設備と基地局を使用したサービスになります。
それに対して、旧機種では「5G NSA」というインフラを使用していました。
今までは、5G通信を利用するための設備が完全には整っていなかった。
その為、「5G NSA」では、4G向けの設備を利用しており、5G通信を完全に活かしきれていなかった。
「5G NSA」とは、4G向けのコア設備を使用したネットワークになります。
つまり、4G通信と設備を共有している状態で、「なんちゃって5G」と揶揄されることもありました。
決して通信速度が遅い訳ではないですが、5G通信のメリットを完全に行かせていたわけではありません。
「5G SA」では、”5G専用のコア設備“を使用することで、5Gの能力を最大限に生かせるようになります。
それにより、より高速で大容量の通信も可能になり、また同時接続時の通信も強化されることになります。
Wi-Fi6にも対応
「Speed Wi-Fi 5G X12」と「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は、Wi-Fi6に対応しているのもポイントです。
Wi-Fi6とは、次世代の通信規格で、今後5Gと共に普及していくと思われるWiFiの最新規格です。
Wi-Fi6の一番の魅力は、やはり通信速度です。
Wi-Fi5の通信速度が”最大6.93Gbps“なのに対して、Wi-Fi6の通信速度は“最大9.6Gpbs“と、大幅に改善されています。
また、通信の混雑にも強く、複数の端末に同時に接続していても、“つながりにくい“といったデメリットを解消してくれます。
例えば、PC、スマートフォン、テレビ、ゲーム機、その他家電などに同時にWi-Fi接続する場合もあると思います。
そのような場合でも、接続の順番待ちが解消され、快適に使用することができます。
さらに、”省エネ“や”セキュリティ強化“といったメリットもあります。
消費電力を抑えることができるので、ルーターのバッテリーが長持ちします。
また、より強固なセキュリティ規格が採用されており、より安全にWi-Fiを利用できるようにもなります。
Wi-Fi6を使用するには、端末側もWi-Fi6に対応している必要があります。
古いパソコンやスマートフォンなどを使用されている場合には、対応していない可能性も高いので注意しましょう。
また、今後パソコンやスマートフォンなどを買い換える際には、Wi-Fi6に対応しているかも意識しておくのがおすすめです。
新機種と旧機種のどちらがおすすめ?
「GMOとくとくBB WiMAX」では、新機種と旧機種の両端末を取り扱っています。
どちらの端末を利用するか迷われている方は、こちらを参考にしてください。
【新機種がおすすめの人】通信速度を優先する方
【旧機種がおすすめの人】とにかくコストを抑えてWiMAXを利用したい方
新機種と旧機種の違いはこちらです。
新機種 | 旧機種 | |
---|---|---|
販売価格 | 27,720円(税込) | 21,780円(税込) |
通信速度 | ■モバイルルーター:2.2~2.7Gbps ■ホームルーター:2.7Gbps | ■モバイルルーター:3.9Gbps ■ホームルーター:4.2Gbps |
値段は、旧機種の方が6,000円ほど安くなっていますね。
ただ、旧機種の販売も近いうちに終了する可能性もあります。
もし旧機種を検討されている方は、早めに申し込みを行いましょう。
端末の発送・到着はいつ?
WiMAXサービスでは、端末が手元に届くと、直ぐにインターネットの利用を開始できます。
その端末の発送は、「GMOとくとくBB WiMAX」だと、”最短で申込み当日“になっています。
発送が完了すると、お住まいのエリアによっては、翌日には端末が手元に届きます。
実際、私の場合には、申し込みを昼頃に行い、翌日の午前中には届きました。
WiMAXを直ぐに利用したいというに方は、やはり、「GMOとくとくBB WiMAX」からの申し込みをおすすめします。
最短即日での端末の発送条件(GMOとくとくBB WiMAXの場合)
- 平日:15時30分までの申し込み
- 土日・祝日:14時までの申し込み
※申し込みの状況次第では、最短即日発送できない場合もあるようです。
GMOとくとくBB WiMAXについて
WiMAXは、UQコミュニケーションズが提供する回線サービスです。
「WiMAX +5G」は5G回線にも対応したサービスで、「WiMAX 2+」に加えて「au 4G LTE」と「au 5G」の2つの回線も利用できます。
その為、高速通信が可能で、動画を観たり、インターネット検索したり、Zoomを利用したオンライン会議にもおすすめです。
リモートワーク用の回線として利用される方も多く、おすすめの通信サービスです。
おすすめプロバイダは「GMOとくとくBB」
GMOとくとくBBは、WiMAX回線を販売するプロバイダの一つになります。
つまり、「GMOとくとくBB WiMAX」は、GMOとくとくBBが販売するWiMAX回線で、本家「UQ WiMAX」や他社WiMAXプロバイダが販売するWiMAX回線と中身は同じになります。
ですが、月額利用料金とキャンペーン・キャッシュバックなどの内容は、プロバイダによって大きく異なります。
その中でも、特に、「GMOとくとくBB WiMAX」のキャッシュバック金額がかなり大きく、月額利用料金も安いです。
その為、お得に利用したいという方には、「GMOとくとくBB WiMAX」で契約するのがおすすめです。
GMOとくとくBB WiMAXの新しい料金プラン
「GMOとくとくBB WiMAX」では、今回、新機種に合わせた新しい料金プランも用意されています。
キャッシュバック金額は、最大40,000円と大きく、お得になっています。
また、月額利用料金については、こちらをチェックしてください。
端末発送月 | 月額1,089円(税込) |
---|---|
1~12ヶ月目 | 月額3,784円(税込) |
13~35ヶ月目 | 月額4,334円(税込) |
36ヶ月目~ | 月額5,302円(税込) |
この料金に加えて、36ヶ月間は毎月端末代金770円が掛かるイメージです。
また、初期費用として、事務手数料3,300円が掛かります。
因みに、「GMOとくとくBB WiMAX」では、24ヶ月間の最低利用期間が存在します。
ただ、24ヶ月以内の解約でも違約金はなく、契約期間の縛りは実質ありません。
【支払い方法】クレジットカード払いのみ
因みに、キャッシュバックは、金額が変更、または終了している場合もあります。
また、月額利用料金も変更になっている場合もあるので、詳しい料金については公式サイトをチェックしましょう。
>> GMOとくとくBB WiMAX 新プランの公式サイトへ
まとめ
今回は、新しく発売さ入れたWiMAXの機種(ルーター)について調べてみました。
従来の機種よりも通信速度が改善され、ホームルーターだと下り(受信)速度が最大で4.2Gbpsとかなり高速になりました。
また、モバイルルーターも下りが最大3.9Gbpsとかなり改善されています。
ただ、従来の機種よりも価格が6,000円近く高くなりました。
とは言え、「GMOとくとくBB WiMAX」では、36回分割払いとなっており、月々770円の支払いとなっているので、負担も少ないです。
まだ旧機種も取り扱っているようですが、通信速度を求める方は最新機種を利用しましょう。