海外旅行にモバイルバッテリーは必須!
今回は、海外旅行で必須のモバイルバッテリーについてまとめました。
今の時代、スマートフォンを使って現地で情報を検索したり、写真を撮ることは当たり前になっていて、スマートフォンなしでの海外旅行は考えられないです。
その為、スマートフォンは1日中手放せなく、1回の充電で1日バッテリーが持つことはほぼありません。
加えて、デジタルカメラやタブレットなどを使用される方も多いです。
デジタルカメラも種類によっては液晶画面の表示で電力の消費が激しいので、カメラが趣味という方であれば半日もバッテリーが持たないです。
スマートフォンも使わず、海辺のリゾート施設でゆっくりするというのであれば別ですが、観光メインでの旅行となれば、必ずモバイルバッテリーを用意しておきましょう。
モバイルバッテリーを選ぶ際のポイントは?
モバイルバッテリーを選ぶ際にチェックするポイントは以下です。
■容量
■重量、サイズ
■USBポートの数
■出力電流
■急速充電(高速充電)が可能か?
■PSE認証マークが付いているか?
容量
容量とは、モバイルバッテリーに保存できる電気量のようなモノで、mA(ミリアンペア)とh(アワー:時間)を組み合わせて、mAhという単位で表示されます。
この容量が大きい程、スマートフォンなどへ充電できる回数が増えるので、基本的には容量が大きいモバイルバッテリーを選んだ方がいいです。
と言いたいところですが、容量が大きいと、モバイルバッテリー自体のサイズが大きくなる傾向にあるので荷物がかさばるのと、値段も高くなってしまいます。
なので、必要な容量を事前に計算して、自分の旅に合ったものを選ぶのがポイントです。
と言っても、計算はかなり大雑把でいいです。
例えば、スマートフォンを1回充電できる分の容量が必要!とか、デジカメ1回充電できる容量があればOK!みたいな感じです。
スマートフォンの場合、通常は1回充電できる分の容量があれば問題はないです。
が、何が起こるか分からないので、念のために2回充電できるだけの容量を確保しておきたいです。
容量の目安はこんな感じです。
容量 | スマホの充電回数 |
---|---|
3,000mAh | 1回 |
6,000mAh | 2回 |
10,000mAh | 3回 |
20,000mAh | 6回 |
ただ、あくまで目安になるので、購入する際にはご自分のスマートフォン端末の説明書をしっかりと確認して下さい。
また、デジカメを使用されるのあれば、その分の容量も計算に入れておきましょう。
特に、ミラーレスカメラのように常に液晶モニターが起動しているカメラは、直ぐにバッテリーが無くなります。
どのくらいの枚数の写真を撮るのかにもよりますが、私はミラーレスカメラを愛用しており、朝から晩まで1日中撮り続けることもあります。
そうなると、1,000枚以上の写真を撮ることもあり、1日に2回充電することもあります。
このように大量に写真を撮られるのであれば、6,000~10,000mAhのモバイルバッテリーを1つ用意しておきたいところです。
※お持ちのカメラの説明書を確認して、カメラに入っているバッテリーの容量を調べるようにして下さい。
もし、1日に100枚も撮らないのであれば、電源を入れっぱなしにでもしない限りは、モバイルバッテリーは不要です。
ただし、翌日に備えて、ホテルに戻ってからカメラのバッテリーの充電を行うのだけは忘れないで下さい。
※不安なら、3,000mAhくらいの容量のモバイルバッテリーを1つ用意しておいてもいいですね。
ミラーレスを買って初めての旅行の時、調子に乗って写真を撮りまくっていると、昼過ぎにはバッテリーが無くなってしまった経験があります。
その時は国内旅行だったので慌ててコンビニでモバイルバッテリーを購入して、翌日からは楽しく旅行を続けられました。
これが、もし海外旅行だったならそんな簡単にはいかないので、カメラのバッテリーを気にしながら旅行するのって嫌ですよね。
重量、サイズ
海外旅行では荷物が多くなるので、モバイルバッテリーは極力軽くしたいですよね。
それに、モバイルバッテリーは現地では必ず持ち歩くことになるので、小さいカバンにも入るように出来る限りコンパクトなサイズの方が使い勝手がいいです。
容量が大きくなるほど重量やサイズが大きくなる傾向にありますが、小型化も進んできています。
最近では、10,000mAhのモバイルバッテリーでも、200g以下で、かつ2,000円以下のモバイルバッテリーもあります。
ただ、この価格帯だと急速充電に対応していないモノがほとんどです。
急速充電まで考えると、モバイルバッテリーは3,000円以上の価格帯になってしまいます。
USBポートの数
スマートフォンやタブレット、デジカメなど複数の機器を利用する場合は、USBポートが複数あると同時に充電できるの便利です。
仮にスマートフォンしか持ち歩かない方でも、2人以上の旅行の場合、一緒に充電することもできます。
USBポートが1個しかなモバイルバッテリーも多いので、旅行時の状況を想定してポート数にも気を付けましょう。
出力電流
モバイルバッテリーから端末へ出力される電流は「A(アンペア)」で表示されます。
モバイルバッテリーの購入時には、必ずこの出力電流もチェックして下さい。
通常は、「output:1A」や「output:2A」などと表示されていますが、「output:1,000mA」「output:2,000mA」と、「mA(ミリアンペア)」で表示されていることもあります。
この出力電流の数字が高い程高速に充電できるので、この数字も必ずチェックしましょう。
もし出力電流が小さいと充電するのに時間が掛かるので気を付けて下さい。
通常、旅先での充電は、移動中やレストランに入ったタイミングで行うことが多いので、短い時間で早く充電できるモノを選びたいところです。
また、後で説明する急速充電に対応するには、スマートフォンの場合には2A以上の電流が必要な端末が多いです。
急速充電にも対応したいのであれば、必ず出力電流2A以上のモバイルバッテリーを選ぶようにしましょう。
因みに、タブレットの充電には2A以上の出力電力が必要になります。
タブレットを利用されている場合にも、必ず2A以上の出力のモバイルバッテリーを選ぶようにしましょう。
もし、スマートフォンしか持ち歩かない場合、急速充電は出来なくてもよければ、1Aの出力電流でも問題ないです。
端末の急速充電(高速充電)が可能か?
急速充電にはいくつも規格があり、利用する端末によって対応している規格が異なります。
出力電流のアンペア数が高いモバイルバッテリーを購入しても、端末の規格が合っていなければ急速充電はできません。
必ず、端末の規格を調べてから、その規格に合ったモバイルバッテリーを選ぶようにしましょう。
因みに、スマートフォンの場合だと、「USB PD」やQualcommが開発した「Quick Charge」、アンカー社が開発した「PowerIQ(パワーアイキュー)」辺りの規格を採用していることが多いです。
どの規格を採用しているかは、取扱説明書などをチェックして下さい。
PSE認証マークが付いているか?
度重なる出荷事故を受けて、現在ではモバイルバッテリーも電気用品安全法(PSE法)の規制対象になっています。
その為、PSEマークの付いていないモバイルバッテリーの流通は全面的に禁止されています。
ただ、実際にはPSEマークのないモバイルバッテリーも流通しています。
安全に使用する為にも、必ずPSEマークが付いているかをチェックして下さい。
モバイルバッテリーはいくつ持っていけばいい?
モバイルバッテリーって意外に重いですし、かさばります。
なので、極力数を減らしたいですよね。
でも、想定外にバッテリーの消耗が激しくて。。。なんてこともあります。
持ち歩く機器にもよりますが、
スマートフォン1台で情報検索したり、写真を撮るのであれば、6,000mAhの容量のモバイルバッテリーを1個用意しておけば大丈夫です。
もし、ミラーレスカメラを使用されるのであれば、10,000mAhの容量のモバイルバッテリーも1個用意しておきたいですね。
スマートフォンやミラーレスカメラをどのくらい使用されるかにもよりますが、通常の海外旅行であれば、この2個で十分です。
もしモバイルバッテリーを1個だけにしたいのあれば、15,000~20,000mAhの容量のモバイルバッテリーにする方法もあります。
ただし、この場合はスマートフォンとミラーレスカメラを同時に充電できるように、USBポートが2個以上のモノを選ぶようにしましょう。
あとは、タブレットも持って行きたいという場合もあります。
個人的には、荷物もかさばるので、スマートフォンがあるのであればタブレットは家に置いていくことをおすすめします。
スマートフォンとタブレットで出来ることなど大きく変わらないので、その方がいいです。
それでも、「タブレットも持って行きたい!」という場合には、10,000mAhのモバイルバッテリーが1個あれば充分です。
最後に
海外旅行では、モバイルバッテリーは必須です。
旅行の途中で電池が無くなった。。。なんてことになると、何もできなく無くなります。
思い出の写真も残せなくなってしまいます。
そうならない為にも、ご自分の旅に持って行かれる端末や機器などをチェックして、必要なモバイルバッテリーを用意するようにしましょう!
また、モバイルバッテリー自体の充電を忘れてしまった。。。なんてことが無いようにして下さい。
モバイルバッテリーを持っている意味がなくなりますし、重くてかさばるだけなので、邪魔にもなります。
ホテルに戻ったら、必ずモバイルバッテリーの充電も忘れずに行って下さい。