全国定額住み放題 多拠点生活プラットフォーム「ADDress」のメリット・デメリット
私が定額住み放題「ADDress」というサービスを利用し始めたのはちょうど1年半ほど前。
コロナ禍の真っただ中にもかかわらずフリーランスという道を選んでしまったタイミングです。
せっかく1年半ADDressで多拠点生活を楽しんだので、ここで一度、ADDressというサービスや多拠点生活で感じた事やメリット・デメリットについてまとめてみました。
ADDressとは、全国にあるADDressの拠点(150か所以上)に住み放題というサービスで、賃貸借契約を結ぶことになります。
つまり、住宅のサブスクみたいな感じのサービスです。
因みに、私は一般会員と呼ばれ、他にも固定会員の方もいらっしゃいます。
■一般会員・・・ADDressの拠点を転々としてる方(通常はADDress以外にもどこかに固定の住居を持たれています)→費用は月額40,000円(税込み44,000円)
※現在は大幅にプランが変更されており、料金も実質値上がりに合っています。→詳しくはこちらをチェック
■固定会員・・・ADDressのどこかの拠点に定住されている方
それと、ADDressでは事前に1人だけパートナー登録しておくことができます。
そのパートナーは、会員と同伴でならADDressの拠点を利用できる嬉しい特典も付いています。
私は、一般会員なので、固定会員の方とは少し違った視点になるかと思います。
また、職業はプログラマー兼ブロガーなので、この職業柄感じたことも多くなります。
ADDress・多拠点生活のデメリットとメリット
デメリット・不便なところ
まずは、デメリットと感じた点や不便なところについてです。
・WI-Fiの速度が遅い拠点もある
・観光地に行ってしまうと遊んでしまう
・同じ拠点に1度で予約できるのは7日間
・同時に予約できる日数は最大で14日間
・人気の拠点は予約を取りづらい(例えば鎌倉)
・都内の拠点はいつもいっぱい
・神経質な方だと共同生活が苦になることも
・徒歩移動の場合荷物をどうやって減らすかが重要になってくる
・拠点にタオルやシャンプーなどがない
・移動費が掛かる
・家賃以外の費用が掛かる
WI-Fiの速度が遅い拠点もある
数は少ないですが、Wi-Fiが遅い拠点もありました。
山深い拠点に行くとどうしても遅いエリアも出てきてしまいます。
リモートワークメインでADDressを使用されている方には不便に感じる点にはなります。
ただ、ほとんどの拠点でサクサク動作するので、これは大きなそこまで問題ではないと思います。
因みに、現在は各会員が拠点滞在時にWi-Fiの速度を計測して報告することのできる仕組みが作られています。
それにより、各拠点のWi-Fiの速度も事前にチェックできるようになっています。
そのデータを活用しながら滞在先を選択できるようになっています。
観光地に行ってしまうと遊んでしまう
観光地に行ってしまうと、やはり観光してしまいます。
もちろん最初から観光が目的であれば問題ないのですが、リモートワークが目的の場合にはマズイです。
その場合には、人気観光地から離れた拠点に滞在するなどの工夫は必要です。
あと、観光するとお金が掛かります。
特に、その地方の名産などを食べ廻っているとそれなりの食費になるので気を付けましょう!
同じ拠点に1度で予約できるのは7日間まで
ADDressでは、同じ拠点に一度で予約できる日数は7日間までと決まっています。
例えば、A拠点に7日間分の予約を入れると、それ以上A拠点では予約を入れられなくなります。
↓
A拠点に1日滞在する毎に1日分の予約枠が回復します。
↓
A拠点の後ろの日にちに部屋が空いていれば、そのままA拠点の予約を追加することも可能です。
これは、利用者側にもある程度ルールを設けておかないいけないところなので仕方ないです。
が、私にように1拠点に長期滞在したい人間にとっては少し不便です。
ただ、1拠点に長期滞在されないであれば何の問題もないです。
同じ拠点に長居せずに多くの拠点を転々とされている方も多いので、それであれば気にする必要はないです。
同時に予約できる日数は最大で14日間
これも、仕方ないルールですね。
1人の会員が大量に予約を入れてしまうと他の会員にも支障が出てしまいます。
予約分を1日消化するごとに1日分の予約枠が回復する仕組みになっています。
決して予約した14日分を消化しないと次の予約を入れられないわけではないので安心してください。
人気の拠点は予約を取りづらい
人気の拠点は予約を取りにくいです。
例えば、東京や京都、鎌倉、人気観光地にある拠点です。
私の場合、人気拠点へ行く場合には1ヶ月以上前に予約を取ってしまいます。
例えば、1月後半頃に3月の空いている日に予約を入れてしまいます。
そうすると、7日分の予約枠を消費してしまうので、予約枠が残り7日になってしまいます。
そうなると、2月は残りの7日の予約枠で回していくことになります。
残り7日間で1ヶ月の利用調整をするのはなかなかに苦労します。
ただ、私の場合は1拠点に長期滞在しています。
1つの拠点に1泊・2泊できればいいという方には、そこまで大きな問題ではないです。
都内の拠点はいつもいっぱい
私は都内在住なので、伊豆大島以外の都内の拠点を利用したことはありません。
が、意外に都内の拠点は人気です。
かなり前から予約しておかないと取れないこともあるので、そこもデメリットですね。
神経質な方だと共同生活が苦になることも
ADDressというのは、基本は他人との共同生活です。
同じ拠点を他会員も利用するので当然と言えば当然ですね。
でも、やっぱり神経質な方だと生活音が気になるかもしれません。
潔癖症の方だと、他人が使った食器や洗濯機など使えないかもしれません。
お風呂や台所もお互いに時間をずらして譲り合って使わないといけません。
そこは、ある程度の理解は必要になるところです。
ただ、ホテル提携の拠点だと他会員と交流することは少ないです。
ホテルの1室を一人で使用することになるので、そういった拠点を選ぶと他会員に遠慮することなく生活できます。
あとは、数は少ないですが、箱根湯本邸の様にマンションの1室を利用するような拠点もあります。
そういった拠点であれば、プライベートを守れておすすめです。
徒歩移動の場合、荷物をどうやって減らすかが重要になってくる
これはかなり大きな問題です。
車移動の方であれば問題ないですが、私のように徒歩移動だと大変です。
仕事用のPCに趣味のカメラ、数日分の着替え、タオルなどを入れると、それだけでリュックがパンパンになります。
私の場合、PCとカメラは必須なので、着替えは3日分ほどにして、拠点で洗濯して使いまわしています。
※各拠点に洗濯機は必ず置いてあります。
※洗濯は、拠点に置いてある洗剤を利用する場合は100円、乾燥機の利用も100円です。
人によって持ち物は異なりますが、出発前の荷物の取捨選択はいつも大変です。
拠点にタオルやシャンプーなどがない
拠点には、基本的にタオルやシャンプー、リンス、ボディソープなどは置いてありません。
以前は置いてあったのですが、どうも旅館業法に引っかかるみたいで撤去されたようです。
ADDressは賃貸借契約を結んで利用しているので、旅館業務に該当することはできないようです。
何気にめっちゃ不便です。
おかげでシャンプーやリンス、バスタオルなど荷物が増えたので、私のように徒歩移動の人間にとっては大きな痛手でした。
ただ、ホテル提携の拠点だと、シャンプーとリンスは設置されている場合が多いです。
移動費が掛かる
ADDressの拠点へ移動する為には、電車やバスの利用がメインになります。
遠方になると飛行機での移動もあります。
それらの公共機関を利用する場合の交通費も計算しておく必要があります。
車で移動されている方もいますが、その場合にはガソリン代が掛かります。
ADDressの月額利用料だけでなく交通費も加えた上で、月額でどのくらいになるかは計算しておいた方がいいです。
ただ、ADDress以外のサービスを利用した場合でも多拠点生活をするのであれば移動費は掛かります。
これは必要な費用にはなるので仕方ないですね。
家賃以外の費用が掛かる
当然、ADDressでは月額40,000円(税込み44,000円)の費用が掛かります。
私のようにアパートやマンションを借りている方の場合には、それにプラスして40,000円が掛かることになります。
そこはきっちり考えた上で入会する必要があります。
メリット・良いところ
次は、メリットに感じている点や良いところについてです。
・ほとんどの拠点でWI-Fiはサクサク動いてくれる
・仕事に集中できる
・いつもと環境を変えることでいろいろな刺激を受けられる
・観光地に行くと楽しい
・自然豊かな拠点に行くと癒される
・各地域の美味しい料理を食べたりや有名なお店をまわれる
・他の会員や家守さんとの交流を楽しめる
・光熱費は掛からない
・常に改善されている
ほとんどの拠点でWI-Fiはサクサク動いてくれる
デメリットで「WI-Fiの速度が遅い拠点がある」と説明しました。
が、ほとんど拠点で問題なくWI-Fiを使用できます。
私はリモートワークをしながらADDressを利用していますが、ほとんど拠点で快適に仕事を出来ています。
なので、リモートワークメインでの利用を考えている方にもおすすめのサービスといえます。
もちろん、仕事での利用だけでなく、動画をみたり情報を検索する程度であれば、ほとんどストレスを感じたことはありません。
仕事に集中できる
拠点にもよりますが、今まで利用してきた中では昼間はどこの拠点も静かです。
夜は会員同士で交流されている場合もありますが、大騒ぎするような会員の方には出会ったことはないです。
なので、朝から夜まで仕事に集中したい場合も問題ないです。
それに、どこの拠点にも個室に必ず机が置いてあります。
時々小さすぎて使いづらい拠点もありますが、共有スペースにテーブルも置いてあります。
拠点によってはコワーキングスペースを無料で利用できる場合もあります。
仕事をする環境は整えてくれているので、リモートワークメインでのADDress利用でも問題ないです。
いつもと環境を変えることでいろいろな刺激を受けられる
いつもと環境を変えるというのは思った以上に多くの刺激を受けます。
刺激を受ければやる気も出ますし、仕事への取り組みも変わってきます。
私自身はプログラマーをやっていますが、行き詰った時には環境を変えるのはとても有効です。
観光地に行くと楽しい
ADDressの拠点は様々な地域にあります。
もちろん観光地にある拠点もあり、やはり観光地での滞在は一味違います。
観光地に行くと、私の場合には午前中仕事して、午後は観光、夜はまた仕事、という過ごし方をします。
仕事だけの毎日だとストレスが溜まるだけなので、観光しながら仕事するという生活はとても楽しいです!
自然豊かな拠点に行くと癒される
私のように都会で過ごしていると、何かとストレスが溜まることも多いです。
そんな場合には、私は自然の多い拠点に行くこともあります。
何もないような場所に行くのは思った以上に癒しになります。
各地域の美味しい料理を食べたりや有名なお店をまわれる
ADDressは様々な地域に拠点があります。
その地域の名産を食べ歩くのも私の楽しみの一つです。
名産だけでなく、その地域の有名なお店を廻ってみるのも面白いです。
私の場合には喫茶店を廻ることが多いですが、評判のお店を事前に探しておいてスケジュールを立てるのも楽しいです。
他の会員や家守さんとの交流を楽しめる
ADDressを利用して各地を廻っていると他の会員さんと出会うこともあります。
都合が合えば一緒にご飯を食べることもありますし、お話しもします。
ADDressを利用する目的は人ぞれぞれですが、他会員との交流はADDressの最大の魅力の一つです。
もちろん、人との交流が苦手であれば、自分の世界にこもるのもありです。
※挨拶はしましょうね。
光熱費・インターネット料金は掛からない
ADDressを利用している間は、その拠点で電気や水、ガスも使用します。
インターネットも利用します。
が、それらの光熱費やインターネット料金を別途請求されることはありません。
ADDressでは月額税込み44,000円(一般会員の場合)の利用料が掛かります。
それ以外の費用が発生することはないので安心して利用できます。
とは言え、もちろん電気も水もガスも無限ではないです。
節約を心がけながら生活することも大切です。
常に改善されている
ADDressは常に改善されています。
定期的にアンケートで会員から困っていることなどを聞いて改善されているので、より使い易くなっています。
要望を出すこともできるので、何か使いづらい点があれば要望を出してみるのもおすすめです。
最後に
今回は、1年半使い続けたADDressというサービスのメリットやデメリットを中心にまとめてみました。
もちろん使いにくいと思う部分もありますが、個人的にはかなり満足しているサービスです。
それに、ADDressでの多拠点生活を楽しめるかどうかは、結局は利用者自身の利用方法次第です。
とはいえ、もしADDressというサービスに興味を持たれている方は、こちらのブログを参考にして頂ければと思います。
実際に、ADDressのオンライン説明会に参加してみるのもおすすめです。
私自身もZOOMでの説明会に参加してから、ADDressに入会することを決めました!
もし多拠点生活に興味があるけどADDressというサービスを知らない方は、せっかくなのでこの機会にADDressも検討してみて下さい。