ホームルーターとは、人気のWi-Fiサービスの一つですが、ポケットWi-Fiとは異なり外で利用することができません。
おウチ専用で利用するWi-Fiサービスで、家でしかインターネットを利用されないという方におすすめです。
ホームルーターはWi-Fiサービスになるので、光回線とは異なり、回線工事が不要となるのがポイントです。
専用の端末が届けば、コンセントを差しこんで直ぐにインターネットを利用開始できるのが大きなメリットになります。
今回は、ホームルーターについて詳しく解説します。
また、人気のホームルーターを5サービス紹介します。
ホームルーターを検討されている方や、おウチに急ぎでインターネット環境を設定したいという方は、ぜひチェックしてみてください。
- おウチに急ぎでインターネット環境を設定したい
- 光回線の工事を行えない
- 引っ越したばかりなどでインターネット環境が整っていない
ホームルーターについて
ホームルーターとは、おウチ専用で利用するWi-Fiサービスになります。
専用端末を家の中に置くだけでインターネットを利用することができ、「おウチWi-Fi」や「置き型Fi-Fi」「置くだけWi-Fi」などと呼ぶ方もいます。
Wi-Fiサービスになるので、やはり光回線と比べると通信速度が落ちてしまうのがデメリットにはなります。
ですが、ホームルーターは、光回線のような回線工事が不要なのが大きなポイントになります。
その為、専用の端末が手元に到着すると、直ぐにインターネットの利用を開始することができます。
端末は、早いと翌日には到着するサービスもあります。
例えば、「GMOとくとくBB WiMAX」であれば、最短で当日中に端末が発送（15時までに申し込んだ場合）されます。
その場合、お住まいのエリアによっては、翌日にはホームルーター端末が届くので、あとは端末のコンセントを差して利用を開始するだけです。
もちろん、端末の発送は、利用するサービスによって異なります。
ですが、一般的には翌日～3日以内には発送され、5日以内には利用を開始できるサービスが多いです。
・家の中だけで利用できるWi-Fiサービス
・光回線と比べると通信速度が落ちる
・回線工事が不要で、端末が届けばコンセントを差してすぐに利用を開始できる
・端末は、早いと翌日には手元に届く
ホームルーターのメリット・デメリット
メリット
・回線工事不要で利用できる
・最短翌日にはインターネット利用を開始できる
・5G対応の高速回線を利用できるサービスもある
回線工事不要で利用できる
ホームルーターは、回線工事不要で利用できるのが大きなメリットですね。
工事を待つ必要が無く、工事日程の調整などの手間も発生せず、急ぎでインターネット環境を整えたい方にもおすすめです。
また、光回線だと工事が必須ですが、マンションの事情などで工事を行えない場合もあります。
そのような場合に、工事不要なホームルーターは最適の選択です。
最短翌日にはインターネット利用を開始できる
ホームルーターは、工事が不要なので、端末が手元に届けばコンセントを差してすぐにインターネットを開始できます。
仕事や学校のオンライン授業などで急にインターネット回線が必要になった場合にも、最適の回線サービスになります。
5G対応の高速回線を利用できるサービスもある
最近は、各社が5G対応の回線サービスを提供しています。
高速なインターネット環境を利用することができ、動画を観たり、Zoom会議で利用したりと、様々な場面で利用できるようになりました。
デメリット
・光回線と比べると遅い
・周辺に大きな建物などがあると回線速度が影響を受けやすい
・家の中でしか利用できない
光回線と比べると遅い
ホームルーターに限らずですが、Wi-Fiサービスは光回線と比べると通信速度が遅くなってしまいます。
5G対応のホームルーターサービスであっても、やはり光回線よりも遅いです。
オンラインゲームや動画配信などをメインでインターネットを利用される場合には、超高速な回線が必要となります。
その場合には、ホームルーターではなく光回線をおすすめします。
周辺に大きな建物などがあると回線速度が影響を受けやすい
Wi-Fiサービスは、遮蔽物に弱いのもデメリットです。
周辺に大きな建物などがあると、その影響を受けてしまうこともあります。
また、おウチの中でも、カーテンなどの遮蔽物が通信を邪魔することもあります。
もし、通信速度が遅くなる場合には、窓際にホームルーターの端末を置いてみるのもおすすめです。
家の中でしか利用できない
ホームルーターは、おウチ専用のWi-Fiサービスです。
外では利用することができないのがデメリットになります。
例えば、カフェや営業先でもインターネットを利用したい方には、ポケットWi-Fi・モバイルWi-Fiの利用をおすすめします。
おすすめのホームルーター5社を紹介
それでは、おすすめのホームルーターを5社紹介します。
今回紹介するのは、こちらの5社です。
| 月額利用料金 | 月間データ容量 | 通信速度 | |
|---|---|---|---|
WiMAX | ■0ヶ月目：1,089円 ■1～12ヵ月目：3,784円 ■13～36ヶ月目：3,940円 ■37ヶ月目～：5,104円 | 無制限 | ■下り最大：4.2Gbps ■上り最大：286Mbps |
ドコモ home 5G | ■4,950円 | 無制限 | ■下り最大：4.2Gbps ■上り最大：218Mbps |
ソフトバンクエアー | ■12ヵ月目まで3,278円 ■13ヵ月目以降は5,368円 | 無制限 | ■下り最大：2.1Gbps ■上り最大：94Mbps |
Rakuten Turbo | ■1年目1,980円 ■2年目以降は4,840円 | 無制限 | ■下り最大：2.1Gbps ■上り最大：218Mbps |
Hai connect | 3,036円 | 無制限 | ■下り最大：110Mbps ■上り最大：10Mbps |
※通信速度は、5G対応時のデータです。
WiMAXホームルーター
WiMAXは、UQコミュニケーションズが提供する通信回線です。
現在は、5G対応の「WiMAX +5G」が主流になっており、高速なWi-Fiサービスを利用することができます。
特徴としては、多くのWiMAXプロバイダが存在する点です。
各プロバイダによって通信料金が異なり、キャンペーン（キャッシュバック）の内容も各社大きく異なります。
WiMAXホームルーターについては、こちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。
また、おすすめのWiMAXプロバイダについては、こちらの記事もチェックしてみてください。
基本的に、おすすめのプロバイダは「GMOとくとくBB WiMAX」です。
大手のGMOインターネットグループ株式会社が運営するプロバイダサービスで、キャッシュバック金額も大きく、他社と比べて利用料金も安いです。
また、「GMOとくとくBB WiMAX」では端末の発送が最短当日で、お住まいのエリアによっては翌日には利用を開始することができます。
| 月額利用料金 | ■0ヶ月目：1,089円（税込） ■1～12ヵ月目：3,784円（税込） ■13～36ヶ月目：3,940円（税込） ■37ヶ月目～：5,104円（税込） |
|---|---|
| 契約期間 | 2年 |
| 解約金 | なし |
| データ通信量 | ■スタンダードモード時：無制限 ■プラスエリアモード時：月間30GB |
| 端末名 | ZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
| 端末代金 | 27,720円（税込） |
| 通信速度（5Gエリア） | ■5G：下り（受信）最大：4.2Gbps / 上り（送信）最大：286Mbps |
| スマホセット割 | auスマートフォン、UQモバイルとのセット割あり。 スマホ代金から毎月最大1,100円が割引になる。 |
契約期間は2年となっていますが、解約時の違約金が発生しません。
その為、いつでも止めることができ、契約期間縛りは実質ありません。
ドコモ home 5G
「ドコモ home 5G」は、NTTドコモが運営するホームルーターのサービスです。
月額利用料金は4,950円となっており、5G対応エリアでは下り（受信）の通信速度が最大4.2Gbpsと高速なっています。
データ通信量も無制限となっており、インターネットを使い放題となります。
デメリットとしては、端末代金が71,280円と高額の点です。
ただ、「月々サポート」という、36ヶ月間、毎月1,980円が月額料金から割引される特典も付いています。
「ドコモ home 5G」を36ヶ月間することで端末代金が実質無料になります。
※1,980円×36ヶ月で71,280円（端末代金）の割引になります。
さらに、ドコモのスマートフォンとセットで利用すると、スマホ代金が最大1,100円（毎月）割引になるサービスも付いてます。
その為、ドコモユーザーにおすすめのホームルーターになります。
| 月額利用料金 | 4,950円（税込み） |
|---|---|
| 契約期間 | なし（期間縛り無し） |
| 解約金 | なし |
| データ通信量 | 無制限 |
| 端末名 | HR02 |
| 端末代金 | 71,280円（税込） ※月々サポート（36回払い）の適用で実質無料 |
| 通信速度 | ■5G：下り（受信）最大4.2Gbps / 上り（送信）最大218Mbps ■4G：下り（受信）最大1.7Gbps / 上り（送信）最大131.3Mbps |
| スマホセット割 | ドコモのスマートフォンとのセット割あり。 スマホ代金から毎月最大1,100円が割引になる。 |
「ドコモ home 5G」の申し込みは、正規販売代理店であるNNコミュニケーションズからの申し込みがおすすめです。
10,000円のキャッシュバック特典があり、お得に利用を開始することができます。
※キャッシュバックは、終了、もしくは金額が変更されている可能性もあります。
Airターミナル5(ソフトバンクエアー)
ソフトバンクエアー（SoftBank Air）は、ソフトバンクが運営するのホームルーターです。
Airターミナル5は、5G対応したソフトバンクエアーの端末で、端末がおウチに届けばコンセント指して直ぐに利用を開始することができます。
契約してから12ヶ月目までは月額3,278円で利用することができ、コストを抑えてインターネット利用を開始することができます。
また、ソフトバンクエアーとSoftBankスマートフォンとのセットで利用することで、スマホ代金から毎月最大1,100円が割引になる特典もあります。
その為、ソフトバンクエアーは、SoftBankユーザーに最適のホームルーターサービスです。
| 月額利用料金 | ■12ヵ月目まで3,278円（税込） ■13ヵ月目以降は5,368円（税込） |
|---|---|
| 契約期間 | なし（期間縛り無し） |
| 解約金 | なし |
| データ通信量 | 無制限 |
| 端末名 | Airターミナル5 |
| 端末代金 | 71,280円（税込） ※月月割の適用で実質無料 |
| 通信速度 | ■5G：下り（受信）最大2.1Gbps / 上り（送信）最大94Mbps ■4G：下り（受信）最大838Mbps / 上り（送信）最大26Mbps |
| スマホセット割 | SoftBankスマートフォンとのセット割あり。 スマホ代金から毎月最大1,100円が割引になる。 |
Airターミナル5は、「GMOとくとくBB ソフトバンクエアー」から申し込みを行うのがおすすめです。
キャッシュバック金額も大きく、お得に利用することができます。
Rakuten Turbo（楽天ターボ）
「Rakuten Turbo」は、楽天モバイルが提供するホームルーターです。
他者キャリアとは異なり、楽天モバイルのスマートフォンとのセット割が無いのがデメリットです。
ですが、楽天モバイルのスマートフォンとセットで利用することで、20,000円相当の楽天ポイントが還元されます。
さらに、利用開始から1年間は、利用料金が1,980円となり、かなりお得に利用することができます。
5G対応エリアでは、下りの通信速度が最大2.1Gbpsと高速で、さらにデータ通信量が無制限となっているのが特徴です。
※実際には2.1Gbpsも出ることはないですが、高速な通信速度を期待できます。
なお、端末代金は41,580円となっており、48回払いと24回払いが可能となっています。
| 月額利用料金 | ■1年目1,980円（税込） ■2年目以降は4,840円（税込） |
|---|---|
| 契約期間 | なし（期間縛り無し） |
| 解約金 | なし |
| データ通信量 | 無制限 |
| 端末名 | Rakuten Turbo 5G |
| 端末代金 | 41,580円（税込） |
| 通信速度 | ■5G：下り（受信）最大2.1Gbps / 上り（送信）最大218Mbps ■4G：下り（受信）最大391Mbps / 上り（送信）最大76Mbps |
| スマホセット割 | なし |
Hai connect（ハイコネクト）
Hai connectは、大阪・兵庫・京都エリアで提供されているWi-Fiサービスです。
阪神電鉄の100%子会社である阪神ケーブルエンジニアリングが運営しており、安心して利用できるサービスです。
ホームルーターだけでなくモバイルタイプのWi-Fiサービスも利用することができ、利用者の都合に応じて選ぶことができます。
「新規加入手数料2,200円」と「初期設定作業費7,200円」が発生するので、初期に1万円近くの費用が発生するのがHai connectのデメリットです。
また、最低利用期間が6ヶ月となっているのもデメリットですね。
ですが、Hai connectの月額利用料金は3,036円となっており、他社Wi-Fiサービスと比べても利用料金がかなり安いです。
しかも、通信端末がレンタルとなっており、レンタル料は上記月額利用料金に含まれています。
データ通信量が無制限となっており、しかも毎月3,036円という他社よりも低価格で利用できるのは、大きなメリットですね。
| 月額利用料金 | 3,036円（税込） |
|---|---|
| 契約期間 | 6ヶ月 |
| 解約金 | 6ヶ月以内の解約の場合、残月分の利用料金を一括 |
| データ通信量 | 無制限 |
| 端末名 | Baicells C091 |
| 端末代金 | レンタル料は、Wi-Fiの月額利用料金に含まれる。 ただし、利用者起因による故障時には、20,900円（税込）の弁済金が発生。 |
| 通信速度 | ■5G：下り（受信）最大110Mbps / 送信時（上り）最大10Mbps |
| スマホセット割 | なし |
Hai connectの公式サイトを確認すると、下りの通信速度が最大110Mbpsとなっており、上記で紹介したホームルーターと比べるとかなり遅いように感じますね。
ですが、最大通信速度が4.2Gbpsや2.1Gbpsとなっていても、実際の通信速度は100～150Mbpsくらいになります。
その為、最大110Mbps出ていれば十分高速で、ストレスなくインターネットを利用することができます。
最後に！
今回は、ホームルーターを5つ紹介しました。
ホームルーターとは、「おウチWi-Fi」や「置き型Fi-Fi」「置くだけWi-Fi」などとも呼ばれ、おウチの中に固定して利用するWi-Fiサービスです。
光回線と比べると、通信速度はどうしても落ちてしまいます。
ですが、回線工事が不要で、通信に必要な端末が手元に届いたら、コンセントを差して直ぐにインターネットの利用を開始することができます。
急ぎでインターネット回線が必要な方にとてもおすすめのサービスとなっています。
また、何らかの理由（マンションの都合など）で光回線の工事を行えないこともあります。
そんな場合にも、回線工事が不要なホームルーターはとてもおすすめです。
ホームルーターのよくある質問
ホームルーターは、ウチの中（契約した住所）のみで利用できるWi-Fiサービスです。回線工事が不要で、直ぐにインターネットの利用を開始できます。
ホームルーターは、外では利用できません。ウチの中に置いて利用するWi-Fiサービスです。
外でも利用したい方は、ポケットWi-Fiを利用しましょう。
通信速度は、光回線の方が圧倒的に速いです。ただし、ホームルーターは回線工事が不要で、端末が手元に届けばすぐにインターネットの利用を開始できます。
例えば、動画を観たり、情報検索を行ったりと、一般的なインターネットの利用の仕方であれば、光回線の代わりになります。ただし、動画配信など高速な通信環境が必要な場合には、光回線をおすすめします。
おすすめの光回線はこちら → イツキ光
ホームルーターは、以下のような方におすすめです。
・急ぎでインターネット回線が必要な方
・マンションなどの都合で光回線の工事が行えない方
